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高可用性と高稼働率

Aerospikeは、独自のクラスタ管理、クライアント技術、ローカルとリモートのレプリケーションにより、高可用性と実績ある99.999%の稼働率を提供します。

現在のユーザは、24時間365日の可用性を期待しています。通常の営業時間中にオフラインになったりサービスが停止したりすると、ブランドの評価は失墜することになります。たった1日でも、パフォーマンスや顧客満足度が低下すると、何千人ものユーザを失う可能性があります。可用性を担保できなかった場合のコストは、数百万ドルから数十億ドルに及ぶ可能性もあります。

Aerospikeは、稼働率と可用性が最大化するように設計されているため、一般的な障害が発生してもシステムは高度な回復力を発揮します。また、自動復旧機能によりデータを確実に保存でき、サーバ・レベルのレプリケーションも提供されます。動的なクラスタ管理、Aerospike Smart Client™、遠隔地のデータセンター間のレプリケーションをはじめとするAerospikeの様々なテクノロジ・コンポーネントにより、この卓越した稼働率と可用性を実現しています。

動的なクラスタ管理では、クラスタに追加または削除されたノードは自動的に検知されます。ノードが追加または削除されると、データのレプリケーションが自動的に実行されるため、ハードウェアに障害が発生しても最大限の可用性が維持されます。Aerospikeの分散型アルゴリズムによって、データが均等に分散されたマスターとレプリカへ保存されるため、ハードウェア構成に変更があった場合でもシステムの稼働が継続されます。他のデータベース・システムでは、障害が発生したノードのすべての負荷を別の1台のノードが引き継ぐため、アクセスが殺到した場合にメモリ不足で障害が発生する可能性が高くなります。Aerospikeでは、稼働中のノードに均等に負荷を分散させてその危険性を回避しています。Aerospikeでは、ネットワーク分断が発生した場合でも、分断されたノードが処理を継続して読み取りと書き込みを実行するため、ネットワークがすべてのノードに正常に接続するまでサーバは可能な限り処理を続行できます。

クラスタにネットワークとサーバのハードウェア変更が発生すると、そのクラスタを継続的に監視しているAerospike Smart Clientは、最新のデータの保存場所を即座に認識します。ハードウェア構成を変更しても、クライアント接続の管理、再起動、再構成は必要ありません。動的なクラスタ管理と連携して、リクエストは即座に対象ノードに経路変更されるため、高パフォーマンスのクラスタに接続している数千ものクライアント・アプリケーションの再起動や再構成は必要ありません。

また、高可用性が要求されるアプリケーションでは、異なる地域のデータセンターや別のクラウド・プロバイダなどへの遠隔地レプリケーションも必要です。Aerospikeのクロスデータセンター・レプリケーション(XDR: Cross Datacenter Replication)は、内蔵された遠隔地レプリケーションとデータ同期機能を提供します。要求の厳しいアプリケーションに対しては、同じデータセンター内にホットスタンバイ・クラスタも構成することもできます。ローカルとリモートのデータ・アプリケーションはAerospikeとシームレスに連携でき、TCOも抑制されるため、無理のないコストで複数の地域に複数のコピーを作成できます。

自己管理型の高度なクラスタとクライアントの他にも、Aerospikeはソフトウェアのローリング・アップグレードに対応しています。バージョン間の互換性が常にテストされているため、システムの計画停止や、計画外停止も発生しません。